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谷塚 祐美(保育士)

谷塚 祐美

一生懸命な姿は、
きっと誰かが見ていてくれる。

「もっと子どもと関わっていいんだよ」。先輩の言葉で意識が変わった。

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赤ちゃんが好きだったので、就職活動では保育園を探していました。都内で開催していた合同就職説明会に初めて行った時に、グローバルキッズのブースを見つけました。あの時は結構地味なブースだったんですけど、子ども達の笑顔の写真だけたくさん飾られていたのが目を引きました。「子ども達の未来のために」という言葉も気になって。そこから合同就職説明会の度に、何度もグローバルキッズのブースに通うようになりました。その頃は、海外で保育士もやってみたいと考えていた時期でもあったので、海外研修制度にも興味を持っていました。面接は…失礼かもしれないですけど、楽しかった記憶しかなくて(笑)その時に採用担当の方に「あなたは甘えることを覚えなさい」って言われたんです。学生時代はリーダー的なポジションに立つ経験が多かったけど、自分でやったほうが早いと思って自分で全部やってしまうタイプ。それまでいろんな人に言われていたことを、結構ストレートに言われたので「あ、やっぱりそうなんだ」って思って。未だに残ってますね、その言葉は。

就職して、最初に担当したのは4歳児。最初は先輩に色々指導されました。「やる気ある?」って言われました(笑)自分では余裕を無くしているのに、それが表に出ないタイプだから、余裕ぶっているように見られたんだと思います。自分では一生懸命やっているつもりだったから、言われた時は納得いかなかったけど、先輩方からすると、もっと死に物狂いでやりなさいっていうことだったんだと思います。確かに今振り返ると、どこか子どもに遠慮して、一歩ひいて見てしまった部分があったし、働いているという認識が甘かったというか。「本当にうっとうしいくらい子どもとか関わっていいんだよ」って言われてから変わりました。

子ども達には素直な気持ちを出してほしいから

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子ども達は、嫌なことは嫌、やりたくないことはやりたくない、わからないことはわからないと言っていいと私は思っています。「嫌なことから逃げるのはよくない」って思う先生ももちろんいると思います。でも、小さい頃から主張ができないと、大人になって本当に嫌なことがあった時に、逃げられずに取返しのつかないことになると私は思うんです。自分は子どもの頃、それができなかった。幼稚園に行きたくなくても、お母さんのところにいって泣くという手段しか知らなくて。ちゃんとお母さんに理由が言えていれば、お母さんも対策を考えてくれたと思うんです。

1年目に4歳の担任をした時。少し大人の顔色を気にする子ども達だなと感じて、まずは「やりたいことあったらやろう。言いたいことあったら言ってね」と伝え、十分に羽を伸ばさせた1年でした。そこから5歳になった時には、集団で団結して何かを作っていこうという方向に持っていった。幼稚園とか保育園での友達が、大人になっても友達でいたらすごくいいなと思ったんですよね。その子達が卒園するときに号泣するのを見て「あ、2年間この子達と過ごせてよかった」と凄く思いましたね。今でもね、その子達はよく遊びにきますよ。「ちょっと寄った~」なんて言って。3年目の今年は2歳の担任。もう可愛くてしょうがないです。素直で、凄く子どもらしくて。今は数か月たって、少しずつ個性がわかってきました。今はすごく楽しいですね、仕事。

信頼する先輩方のもとで学んだ2年間

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この園のチームワークはすごくいいと思います。先輩方の言うことを何でも聞かなくてはいけないという意味ではなく、先輩達が見本を背中で示してくれる。自分が困っている時に気づいて、さっと手を貸してくれる方々です。

園長先生はこの道の大ベテランの方。20歳からずっと働いていらっしゃって、多分私なんて小娘だと思うんですけど、私のことを良く分かってくださっている。頑固なことも(笑)最初は、相談が苦手だったんですよ。何をどこまで相談していいかもわからなかったし、全部聞いても迷惑かなと思いこんでいて。ある時、園長先生に事後報告したときに「こういうことは先に相談してきなさい」って言ってくれる。「あ、これは相談するに値することなんだな」というのがわかりました。最近は小娘から3年目になって…色々と直接ほめてくださることも増えました。先輩方も、相談したとしても常に「最終的に決めるのは谷塚だからね」って言って下さる。今は周りに甘えまくっていますね(笑)だから後輩に対しては、相談できる相手でいるように心がけています。

学生時代の友達もこの業界で働いている子は多くて、集まると愚痴大会みたいになりがちなんですけど、それを聞くと「私、愚痴ないな〜」と思ってしまうんです。もちろん、やらなくてはならないことは沢山あるし、人間関係で悩むこともあると思う。でもそれは自分が選んだその仕事にくっついてくる、仕事の一部。 自分が付き合っていかなきゃならないことだし、捉え方次第だと思っていて。学生時代って、実習とかで悩んだりすることもあると思うんですけど、現場にでて現場の楽しさを知ってほしいなって思う。私もこの仕事をするか、迷ったこともありましたよ。でも、今は本当に楽しいし、絶対に自分に合う職場ってあると思うから。

あなたにとって輝いた大人とは?

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「一生懸命頑張ってる人」

「私はできないからやらない」ではなく、できないけどできないなりに頑張ってやろうとしている人は、子どもから見ても輝いていると思う。実は私、ピアノが苦手なんです。でも、自分がピアノを弾いて子ども達に歌ってもらいたかったので、ほんとに、必死に練習してたんです。そうしたら、去年担任していた子どもの保護者がそれを見て「先生がそうやって頑張っている姿を、子ども達も見てるからね」と言って下さって。「うちの会社においでよ!今は死に物狂いでやってる若者が少ない!」と言って下さる方もいて。そうやって認めていただけることが、凄くうれしかったですね。これからは、経験が邪魔にならないような保育士になりたいです。経験を重ねても「これが正しい」とか「これが悪い」という風に、自分の中で決めつけないような保育士になりたいです。その年代、その子その子で個性は全然違うので、そこに合わせてちゃんと保育をしていける保育士でい続けることが目標です。

上司・同僚からのメッセージ

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彼女はね、すっごく負けず嫌いで、頑張り屋さん。新人の頃は、保護者会などでも、言葉遣いが気になることがあったけど、そこを指導していったら、どんどん吸収していって変わったのよ。品川区では毎年、区の5歳児があつまって、大ホールで歌う機会があるんだけど、去年、彼女はピアノが苦手なはずなのに弾く人が誰もいないと「私がやります!」と引き受けてきた時は驚きました。そこから先輩から指導を受けて猛特訓。担当者が集まるたびにいろいろ言われても、決して泣き言も言わないし、負けないの。見事にやりきったわよ。結局、年齢や経験じゃないのね。保護者からの信頼もとても厚いし、子ども達からも慕われているから、卒園しても会いにくるのよ。(施設長)

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