採用担当佐々木です。

暑いですね。
でも、食欲は一向に減りません。
さて、本日はまじめにかきたいと思います。

いつもそれなりにまじめに書いているのですが。
次回以降、おそらくばからしい記事が続く予定なので、今回はご勘弁ください。

今回は、グローバルキッズで働く職員のご紹介です。
本人に許可はとっていませんが、きっと本人だけは、自分のことだとわかってくれるでしょう。

先日、ある園に行った際に、栄養士のスタッフと、少し話す機会がありました。
仮にBさんとします(Bというイニシャルとは全く関連がありません)
自分が面接をし、仲間になってもらいたいと思った方が入社を決めてくださる時は、おそらく採用に関わる人間としては、とても嬉しい瞬間の一つ。
そして、毎回ドキドキする部分でもあります。

Bさんに面接でお会いしたのは、ちょうど2年前くらい。
お話をしていて、経験も豊かで、お仕事への熱意もある方だなあと感じ、是非仲間になってもらいたいと思いました。
しかし正直なところ、入社してもらうのは難しいだろうと思いました。
給与面がおそらく彼女の希望とかなわないだろうと思ったこと、それまでやっていた献立作成業務ができなくなるということが、難しいとおもった大きな理由でした。
それでも後日、彼女はグローバルキッズに入社したいと連絡をくれました。
他にも内定が出ていた中、断って決めてくれたとのこと。
文字通り、飛び上がって驚いたとともに、とても嬉しかったことを覚えています。
そんなBさんと、たまたま少しだけ、お話をする機会がありました。
ほんの、15分程度です。
本年度から、その園に新しく調理スタッフが仲間入りしていました。
その彼女も面接させていただいていたので、様子はどうですかと尋ねました。

とても良い方ですよ。素直ですし。
でも、素直なだけじゃなくて、なんというか、ちゃんと自分の芯はある人なんです。

Bさんとは、娘さんほど歳が離れているとのこと。
私も面接時に同じような印象を持っていたので、Bさんからその言葉を聞いたときに、関係性のよさがうかがえて、とても安心し、うれしく思いました。

会話をしていく中で、その「関係性」の話になりました。
「調理の先生達って、密室の中でチームワークを組んでやっていくから、関係性づくりって本当に大切ですよね。
でも、色々なところから集まっているし、関係性づくりのむずかしさを感じているということも、よく耳にします」
そんな風に言った私に、こう返してくれました。

「そうですね。そう思います。実は私も、昔は、“こうじゃなきゃいけない!っていうのが
今より強かったと思うんです」

栄養士としての経験も豊かなBさん。
以前も保育園で栄養士として勤務していましたが、別の業界を経て、またこの業界に戻ってきました。

「今思えば、こだわりが強かったというか。
こうあるべき、みたいなのがたくさんあったと思うんです」

でも…と、Bさんは続けます。

「ふとある日、思ったんですよね。
一番大切なのって、自分のこだわりを通すことじゃなくて、“子ども達がおいしく給食を食べてくれること”だよなって。
だったら、一番考えなきゃいけないのって、そこなんじゃないかなと思って。

もちろん、職員は色んなところから集まってくるから、
100%意見を合わせようっていうのは、無理だと思うんですよ。

でもお互いに、“あなたはどうやってきた?”とか“わたしはこうやってきたよ”ということを出しあって、
“じゃあこうしていこうか”というところを探っていく。
そういう、お互いのやりとりが大切だと思うんです。
今思えば、わたし、なんであんなにこだわってたんだろうって思うこともあるんですよ」
もちろん、安心であること、安全であることは最低の条件ですけど、と彼女は明るく笑って付けくわえました。

そういえばBさんが入社して間もなくの頃、この園を訪れた時に、園長から言われたことがあります。
「佐々木さん、ここの給食の先生の作るごはん、本当においしいんです。
だから、普通は子どもが残すようなメニューも、ほとんど残食がないんですよ。
協力的で、本当にいい栄養士さんです」

私が知る限り、Bさんの働く環境が、特別に楽だということはありません。
むしろ、少し大変なのではと思うくらいです。
それなのに、Bさんの言葉はとても前向きで、子ども達への想いと、周囲への思いやりがありました。
今までには、たくさん大変なことも、いやなことも経験してきたはず。
その中での気づきを積み重ねながら、「自分の意識をどこに向けるのか」ということを考え、
習慣にしてきた人なのではないかなと思いました。
Bさんにはおそらく、自分の中にちゃんと、立ち返る場所があるのだと思います。

それが、仕事でいえば「子ども達のために」ということ。

職種は違えど、Bさんの言葉を聞いていて、
私もなんだか、襟を正すような気持ちになりました。

余談ですが、その1か月ほど前のこと。
偶然、街中でBさんに会いました。
目的地の場所がわからず、駅構内の地図の前で立ち止まり、にらめっこをしていた私。
その時、人混みの中から「佐々木さんですか?」と声をかけてくれたのが、偶然にもBさんでした。
「一瞬、人違いかと思いました」といわれるほど、その時が久しぶりの再会。
目的地の場所を尋ねると、わざわざわ近くまで案内してくれました。
そんなことをさらりとしてくれるやさしさに、その時もあたたかな気持ちにさせてもらいました。

面接で出会って、入社してくれたたくさんの人たち。
その一人ひとりに伝えたいけれど、なかなか伝えることが難しいことを、
その時Bさんには、やっと直接いう事ができました。

「入社してくれると聞いたとき、とても嬉しかったです。
本当に、ありがとうございました」

(佐々木)